猫や犬とキスすると「危険」というのは本当?

今週のお題「ねこ」

 

 ペットとキスすると「危険」というのは本当? 

最近よく耳にするのですが、猫や犬とキスをすると「危険」ですよ!

というのは本当かなあ?と思って調べてみましたら、

いろいろなことが分かりました。

 

なんでも猫や犬から感染するウィルスがあるようです。

「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」というウィルスで、

猫や犬のくしゃみや鼻水から感染するそうです。

 

感染すると喉の痛みや咳などが出て、

風邪と同じような症状になるそうです。

 

症状が重いと呼吸困難などになる場合もあるそうで、

昨年一年間で25人の方がこのウィルスに感染したと、

国立感染症研究所の報告がありました。

 

福岡県の60代の女性がこのウィルスの感染で亡くなったそうです。

 

また、このウィルス以外にも猫や犬から感染する病気があるそうで、

かまれたり、引っかかれたりして感染する場合や、

猫や犬とキスをすると、

もともと動物が持っている細菌に感染したりすることが多いそうです。

 

代表的な細菌では「パスツレラ症」といって、猫の場合は100%。

犬でも70%くらいの割合でこの細菌を保有しているとのことです。

 

「パスツレラ症」に感染すると、傷口が腫れて痛んだり、

咳や熱など風邪に似た症状になるようです。

 

重くなると、髄膜炎や敗血症をおこし、

最悪死に至ることもまれにあるそうです。

 

ペットブームの最近ではこのような症状を起こす人も多いそうで、

患者も年々増えているとのことです。

 

猫や犬を室内で飼う人が多くなり、常に接している場合が多く、

知らないうちに感染してしまって、

医者に駆け込んで初めて気が付くケースが増えているそうです。

 

医者も気が付かない場合もあるようで、ペットを飼っていて、

万一このような症状になった場合は、医療機関に行って、

「このような症状があると聞いたのですが…。」

と言って、

詳しく検査してもらうことも必要になってくるのでしょうね…。

 

動物の体液や廃液には必ず病原菌があり、

それを理解したうえでペットを飼うように、

専門機関では呼びかけています。

 

日ごろから、ペットとキスなどはなるべくしない、

なるべく同じ部屋で寝ない、

糞や尿はなるべく頻繁に処理する、

手洗いをこまめにする、

などで感染を未然に防ぐことを避けることが必要だと警告しています。

 

でもペットは可愛いからどうしても頻繁に触れてしまいますよね…。

そういう時はうがいをしたり、手洗いをしたりしましょう。

 

ペットとお互いに楽しく過ごすためには、

飼い主側が気を付けて、

このようなことにならないようにしましょうね。